大手とLCCの自社養成パイロット試験で、受験者に求められるものの違い

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数年前、某自社養成パイロット試験、航空大試験にW合格。自社養成を選択し、数年の訓練を経て、現在エアラインの操縦士として勤務。

この記事では、私が考える採用時に大手とLCCパイロットで求められるものの違いについて、書いていきたいと思います。

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LCC自社養成で受験者に求められるもの

先ずLCC自社養成で受験者に求められるものから、私の考えを紹介します。

結論から言うと、「飛行機を飛ばすうえで必要な能力」を求められていると思います。具体的には、適性能力(マルチタスク能力、判断力、情報処理能力など)、健康、コミュニケーション能力、英語力といったところです。

これらの能力を全て有していれば、完全に私見になりますが、LLCのパイロット試験は合格できると思います。

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大手自社養成で受験者に求められるもの

それでは次に大手自社養成で受験者に求められるものについてです。

結論を言うと

「飛行機を飛ばすうえで必要な能力」+ 「普通の仕事もできる」+「+α」

詳しく説明すると

大手のパイロットはLCCのパイロットと比べると操縦以外にもグループ会社のパイロットの技量を管理したり、採用に携わったり、規定を作ったりと色々な業務を行うケースが多いです。また日本のパイロットを代表して世界的な会議に出席するケースもあります。操縦以外のいわゆる事務的な仕事もちゃんとできる人が求められていると思います。

また大手の自社養成試験には約1万人の人が受けてくると言われており、その中から50人程度を採用するわけですが、おそらく「飛行機を飛ばすうえで必要な能力」+「普通の仕事もできる」の2つだけでは絞り切れないので、さらに+αのものを持っている人を採用しているのではないかと思います。

自社養成の合格者をみると、就活で他の有名企業からも内定を貰っている人が多いのですが、それは普通の仕事もできかつ何か面白い経歴だったり、特技、趣味など+αの何かを持っているからだと思います。

以上になります。

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