数年前、某自社養成パイロット試験、航空大試験にW合格した者です。
この記事では、「FCAT英語試験免除の狙い目はGTEC BusinessもしくはTOEICである理由」をご紹介していきます。
もしFCATまで時間が無い方は、以下の記事を参考にしてみてください。
[FCAT英語試験対策]GTEC Business600点を短期間で突破するための戦略
FCAT概要
FCATととはFlight Crew Assessment Testの略で、全日本空輸(株)が実施するパイロット適性テストのことです。ANAウイングス自社養成試験とPeach のパイロットチャレンジ制度試験で使われています。
内容としては、書類選考、英語試験、適性試験、グループワーク・個人面接になります。
そして、英語試験については「GTEC」Business (公開会場版 4技能)が受験内容になるのですが、エントリー時に以下のいずれかのスコアを取得していると英語試験が免除されます。
GTEC business:660点以上
IELTS アカデミックモジュール:各5.5以上、overrall5.5以上
TOEIC iBT:4技能 Reading 18以上 Listening/Writing 17以上 Speaking 20以上 Overall 72以上※MY BEST SCOREも可能とする
TOEIC:「Listening & Reading Test」Reading 385点以上 Listening 400以上 計785点以上 「Speaking &Writing Test」Speaking 160点以上 Writing 150点以上 計310点以上
英語試験免除は必ず狙うべき
FCATは英語試験免除を狙うのが絶対にいいです。理由はリスクを減らせるからです。いくら英語に自信があったとしても、本番一発勝負の試験では緊張で自分の力を発揮できない可能性があります。その点、英語試験免除狙いの場合、何度でもチャンスがあるので、変にプレッシャーを感じずに本来の力を発揮することができます。無駄なリスクを負わずに済むのですから英語試験免除を絶対にオススメします。
免除を狙うならGTEC BusinessもしくはTOEIC
4試験(GTEC Business, IELTS アカデミック, TOEIC iBT, TOEIC)の中で、免除を狙うならGTEC BusinessもしくはTOEICを私はオススメします。
GTEC Businessをオススメする理由
GTEC Businessをオススメする理由は、仮に免除をクリアできなかったとしても勉強したことが、FCAT本番の時に役に立つからです。
4試験の免除条件は非常に難易度が高いです。例えば、TOEICの免除条件はReading&Listening785点以上(R:385以上,L:400以上), Speaking&Writing310点以上(S:160点以上,W:150点以上)ですが、これをクリアするには相当な勉強を行わなければいけません。仮にTOEIC600点を(L&R)持っていたとします。ここからListeninngとReadingで785点以上,そしてSpeakingとWritingでそれぞれ160点以上を取るためには、最低でも半年間くらいは英語学習に没頭する必要があります。
FCATの試験までに免除条件をクリアできる人はごく一部の方だと思います。そうすると、免除できなかった時のために保険を掛ける意味で、FCATの本番で実施されるGTEC Businessを勉強していくのが一番効率的だと私は思います。
GTEC Businessの勉強法については、
にまとめています。
TOEICをオススメする理由
GTEC Business以外でオススメする試験はTOEICです。理由は2つあります。
❶参考書が一番揃っている
→4試験(GTEC Business, IELTS アカデミック, TOEIC iBT, TOEIC)の中で最も参考書が揃っているのはTOEICです。TOEIC専用のアプリなども多数あり、学習する環境を整えられるのはTOEICが一番でしょう。
❷潰しが効く
→4試験(GTEC Business, IELTS アカデミック, TOEIC iBT, TOEIC)の中で最も知名度があり、就活試験でも活用されているのがTOEICでしょう。大体の企業のエントリーシートにはTOEICの点数記載が求められています。仮にパイロットになれなかったとしても、TOEICを勉強したことは必ず就活で役に立ちます。そういった意味でもTOEICはオススメの試験でしょう。
TOEICの勉強法は以下の記事にまとめています。
この記事のまとめ
・FCAT英語免除は狙うべき。理由はリスクを減らせるから。
・免除を狙うならGTEC BusinessもしくはTOEIC
・GTEC Businessを勉強することで、免除できなかった時の保険になる(FCAT本番の役に立つ)
・TOEICは一番参考書が揃っていて、かつパイロット以外の就活でも役に立つ
コメント
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