数年前、某自社養成パイロット試験、航空大試験にW合格した者です。
定期的にGTEC Businessを受験してきた経験から600点を短期間で取れる戦略を皆様にご紹介したいと思います。FCATの英語試験免除はGTEC businessでは660点以上ですが、これはかなりハードルが高く、実際にFCATの本試験で突破する点数の目安はおおよそ600点程度と思われます。これは、自身のGTEC Businessの受験経験と、自社養成試験合格時の英語力などから算出した主観的なものです。
このGTEC Businessは過去問や参考書などが皆無のため、対策が非常に難しい試験です。本記事では短期間でGTEC Business600点を取るための戦略をご紹介していきますが、この「短期間」というのは人によって長さが異なります。しかし、大学受験でそれなりに英語を勉強した方ならば、1ヶ月間猛勉強すれば到達できるレベルだと思っています。
是非FCAT受験の方は、参考にしてみてください。
またJAL自社養成試験対策については、下記記事にまとめていますので参考にしてみてください。
FCAT概要
FCATととはFlight Crew Assessment Testの略で、全日本空輸（株）が実施するパイロット適性テストのことです。ANAウイングス自社養成試験とPeach のパイロットチャレンジ制度試験、そして2023年度からはANA自社養成試験でも使われることになりました。
内容としては、書類選考、英語試験、適性試験、グループワーク・個人面接になります。
そして、英語試験については「GTEC」Business (公開会場版 4技能）が受験内容になるのですが、エントリー時に以下のいずれかのスコアを取得していると英語試験が免除されます。
GTEC business:660点以上
IELTS アカデミックモジュール:各5.5以上、overrall5.5以上
TOEIC iBT:4技能 Reading 18以上 Listening/Writing 17以上 Speaking 20以上 Overall 72以上※MY BEST SCOREも可能とする
TOEIC:「Listening ＆ Reading Test」Reading 385点以上 Listening 400以上 計785点以上 「Speaking &Writing Test」Speaking 160点以上 Writing 150点以上 計310点以上
もしFCAT受験までに時間がある方は、
FCAT英語試験免除の狙い目はGTEC BusinessもしくはTOEICである理由
めざせFCAT英語試験免除!TOEIC(L/R)785点最速攻略法
めざせFCAT英語試験免除!TOEICスピーキング160点最速攻略法
を参考にしてみてください。
GTEC Business試験の概要
GTEC Business試験はListening, Reading, Writing, Speakingの4つの技能を測定するための試験です。問題内容は、ビジネスや日常生活シーンを想定したもので実践的な英語力が試されます。
GTEC Business600点を短期間で突破するための戦略
短期間でGTEC Businessで600点を突破するための戦略をご紹介していきます。
戦略❶:単語はTOEIC用の単語本を1冊マスターする
GTEC Businessで出題される単語は、TOEICで出題される単語とほとんど変わりません。1冊何でもいいので、TOEIC関連の単語本をマスターすればOKです。すでにTOEIC L&Rで700点以上を取得されている方であれば、ここは飛ばしていただいて構いません。
戦略❷:リスニングとリーディングはTOEIC Part12357で対策
GTEC Businessのリスニングは、TOEICのPart1,2,3に、GTEC Businessのリーディングは、TOEICのPart5,7の内容と非常に似た問題になっています。詳細は、GTEC Businessを攻略するための勉強法にまとめています。
GTEC Businessの過去問を解いて、おおよその概要を把握して、TOEICのPart12357でガンガン問題を解いてリスニング力とリーディング力を上げていきます。
またTOEIC学習は、スタディサプリENGLISH TOEIC®対策をオススメします。私はTOEIC900点持っており、様々な教材を使ってきましたが、このスタディアプリがダントツオススメのTOEIC学習教材です。具体的な使い方は以下の記事にまとめていますので参考にしてみてください。
戦略❸:ライティングとスピーキングを重点的に勉強する
大学受験で英語を勉強した方であれば、ある程度リーディングとリスニングは勉強してきていると思います。しかし、ライティングとスピーキングについては、学習経験がない方も多いと思いますので、先ずはライティングとスピーキングの勉強に重点を置いた方がいいでしょう。伸び代がリーディングとリスニングと比べると、ライティングとスピーキングの方が遥かに大きいです。GTEC Businessのライティングとスピーキング問題は、比較的簡単な問題も出題されるので、少し勉強するだけでも点数UPが望めます。
戦略❹:ライティングとスピーキングは定型表現の暗記と過去問実習で対策
ライティング,スピーキングをGTEC Business以外でも資格試験で勉強した方は、分かると思いますが、ライティングとスピーキングは結局定型表現をどれだけ暗記しそれを使いこなせるかにかかっています。またビジネスシーン特有のプレゼンテーションやビジネスのE-mailなどでは、基本的な話すもしくは書く上でのの型が決まっています。定型表現と型を押さえるだけで、ある程度GTEC Businessのライティングとスピーキングは攻略することができます。
そしてもう一つ大事なことがリスニング・リーディングと同様、過去問を解くことです。
定型表現・解答の型を覚える→過去問
以下の記事にGTEC businessの過去問を掲載していますので参考にしてみてください。
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