よく英語学習で映画が役に立つと聞きます。それがどれくらい効果があるのか気になったので、実験してみました。使用した映画はレオナルド・ディカプリオ主演の「インセプション」です。勉強した期間は4ヶ月になります。
◆具体的にやったこと
具体的にやったことは、以下の4つです。
❶リスニング
↓
❷聞いたままの音をそのまま発音
↓
❸英字幕,日本字幕を見て内容理解
↓
❹音読
❶リスニング
最初は字幕無しでとりあえず英語をそのまま聞きます。短い尺で何度も同じ箇所を聞きます。
❷聞いたままの音をそのまま発音
リスニングで聞いた音をそのまま発音します。字幕を見ずにです。
❸英字幕,日本字幕を見て内容理解
英字幕,日本字幕を見て内容理解します。単語や文法、語法も完璧に理解しました。以下のような要領で分からないことは調べたりしました。
“A man possessed of some radical notions. “(途方もない考えに取り憑かれた男だった)
possessed
意味:取りつかれた、狂気の、夢中になった、(…に)取りつかれて、気が狂って、(…を)所有して
・possessの過去形、または過去分詞
イディオム : like one possessed =(ものにつかれたように)猛烈に
ex.)He wrote and wrote like one possessed.(彼は何かに取り憑かれたように書きまくった)
radical/急進的な、過激な、革命的な、抜本的な、徹底的な、根本的な、基礎の
notion/観念、考え、意見 (同義語/idea)
❹音読
英文の発音、内容を理解した後は、ひたすら音読。
❶から❹を繰り返すことで、映画1本を英語で完全に理解できるようになりました。
◆映画1本英語で完全に理解して起きたこと
上記の❶〜❹を何度も繰り返すことで、起きたことは
リスニング力が大幅に向上した
この勉強をする前でもTOEICで800点以上持っていました。しかし、ネイティブが日常話す英語の速さにはなかなか着いていけませんでした。この理由はTOEICなどで出題されるリスニングは、明瞭に発音をし受験者が聞こえやすいようにできているからです。
一方映画で話される英語は、本当にネイティブが日常で話される発音、速度なので、この英語に慣れることでネイティブが話す早くて聞き取りづらい英語も聞けるようになってきます。
ネイティブが使う音のつながりで発音することが出来るようになった
ネイティブは単語一つ一つを明確に発音しません。
例えば「インセプション」で出てくる
“Or have you know all along?”
はorとhaveとyouを繋げて1つの単語のように、「オアビュー」というように発音しています。
これは学校の英語教育では教わりませんし、TOEICなどの勉強でも身につけることはできません。
こういった音のつながりを映画で見聞きしたことで、ネイティブが使う音のつながりで発音することが出来るようになりました
ネイティブが本当に使う英語表現を身につけられた
上でも書きましたが、映画で出てくる英語というのはネイティブが普段使う英語が使われます。よほど特殊な映画じゃない限り、映画で使われている英語表現を、そのまま英会話で使うことができます。
映画「インセプション」を完全に英語で理解したことで、ネイティブが使う多くの英語表現を身につけることができました。
映画1本英語で完全に理解して起きたことは以上になります。
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