この記事では、私が独自に作った技術英検攻略のための学習教材である技術英検対策シリーズをご紹介していきます。技術英検対策シリーズは、STORESというサイトで販売しています。
技術英検試験の勉強法や難易度について以下の記事にまとめていますので参考にしてみください。
技術英検プロフェッショナル(旧工業英検1級・2級)試験で高得点を取るための戦略と各設問毎の傾向と対策
技術英検対策シリーズ
現在技術英検対策シリーズには、計4つの学習教材があります。
「技術英検対策単語集」
「技術英検試験対策一問一答英訳問題集」
「技術英検プロフェッショナル(旧工業英検1級・2級)試験 テクニカルライティングの考え方の問題(設問4)対策集」
「技術英検プロフェッショナル(旧工業英検1級・2級)試験 冗長英文リライト問題(設問5)対策集」
それぞれ教材に実際に書かれている内容を一部見ながら、内容をご紹介していきます。
「技術英検対策単語集」
これは、技術英検に出題されると予想される単語を収録した単語集になります。
この単語集は技術英検3級、2級、1級、準プロフェッショナル、プロフェッショナル、すべてのレベルに対応したものになります。
単語集の一部をご紹介します。
病気/disease 免疫/immune 流行病/epidemic 抗生物質/antibiotic 菌類/fungus(複数形はfungi) 寄生虫/Parasitic worm
減じる,引く/subtract 加える/add 引く/pull 曲げる/bend 広げる,伸ばす/extend 留める,締める/fasten
金属の/metallic 打ち延ばしのできる/malleable 延性のある/ductile 回転する/revolving 外向きの/outward
簡潔に/concisely 偶然に/accidentally 従って/Thus, 元々は/originally 外側へ/outward 反射的に/reflectively
「技術英検試験対策一問一答英訳問題集」
これは、技術英検試験全般に必要な表現を、身につけるための英訳問題集になります。解答解説と技術英語の英訳のpointも併せて載せています。
対象のレベルは、プロフェッショナル、準プロフェショナル、1級、2級を目指す方になります。
英訳問題集の一部をご紹介します。
[7]エーロゾル粒子を構成するのは、黄砂、化石燃料を燃やして生じる煤(すす)、花粉など様々な粒子である。
解)Aerosol particles consist of various particles , such as yellow dust, soot generated during combustion of fossil fuel, and pollen dust.
<point>
⇨技術英検最重要単語のconsist。A consist of B and Cで「AはBとCから構成される」という意味になります。「構成する」を意味する単語はいくつか存在しますが、技術英検で押さえておくべきものはconsist, form, make upなどになります。
[65]発酵とは、有機物に酵母菌を加えた時に発生する化学変化である。
[解答例]Fermentation is a chemical change that occurs when yeast is added to organic substances.
<解答のpoint>
⇨客観性を高めるために「酵母菌を加えた」を無生物主語+受動態の形で表現しています。
⇨occurは自動詞の意味しか持っていません。「起きる」はoccur、。「起こす」はcauseで覚えておきましょう。
「技術英検プロフェッショナル(旧工業英検1級・2級)試験 テクニカルライティングの考え方の問題(設問4)対策集」
これは、技術英検プロフェッショナル試験の設問4(テクニカルライティングの考え方)の対策集になります。
プロフェッショナル試験の設問4では、テクニカルライティングの基本的なルールの知識やリライト力が問われます。テクニカルライティングの基本的なルールの知識とは具体的には、パラグラフのルールや構造、技術文書の作成手順のルール、3Cの重要性についてや基本的な文法などについてです。リライトについては、原文の冗長的な箇所に関して語句の削除や簡潔なリライトができるかが問われます。
「技術英検プロフェッショナル(旧工業英検1級・2級)試験テクニカルライティングの考え方の問題(設問4)対策集」の内容は、設問4で問われるテクニカルライティングの基本的なルールの知識をまとめたもの、そしてリライト力を向上させるための問題集になります。
対策集の一部をご紹介します。
1.テクニカルライティングの基本的なルールの理解
・パラグラフのルール,構造
>パラグラフでは、通常話題をはじめに明示(トピックセンテンス)し、その後その話題について説明(サポーティングセンテンス)していく構造である。
>トピックセンテンスの特徴(技術英検頻出箇所)
→パラグラフの話題を示します
→通常パラグラフのはじめに書く。例外として、読者の理解を得るために詳細な状況説明が必要な場合や言いにくいことを告げる場合、段階的に結論を導く場合、帰納的に結論を述べる場合などは、トピックセンテンスをパラグラフの終盤に持ってくることもあります。
〜
<問題>
以下の英文を簡潔な英文にリライトしてください。
[1]Current electric appliances are equipped with a system that can detect and analyze a problem in themselves without assistance.
[解答例]
Current electric appliances are equipped with a system having a self-diagnosis capability.
<解答のpoint>
⇨”can detect and analyze a problem in themselves without assistance.”は、一言で言うと「自己診断が可能」になります。これを”self-diagnosis capability”で表現。
[2]There are various useful services available through the websites of the company.
[解答例]The websites of the company provide various useful services.
<解答のPoint>
⇨”there are”の表現は語数が多いので削除して、SVOで文を構成しています。SVOの型にリライトすることで、明確で簡潔な文になります。
「技術英検プロフェッショナル(旧工業英検1級・2級)試験 冗長英文リライト問題(設問5)対策集」
これは、技術英検プロフェッショナル試験の設問5(冗長英文リライト問題)の対策集になります。
プロフェッショナル試験の設問5では、マニュアル文書や仕様書などの技術文書に関する問題が出題されます。具体的には技術文書の英訳や原文中にある文法間違いなどを答えさせる問題が出題されます。この設問攻略に必要なことは、マニュアル文書や仕様書などをルールに則って書くことができることと、基本的な文法理解になります。
「技術英検プロフェッショナル(旧工業英検1級・2級)試験冗長英文リライト問題(設問5)対策集」の内容は、設問5で出題が予想される文法事項やマニュアル文書、仕様書を書く上で必要な知識、またそれらの書く力を向上させるための問題集になります。
対策集の一部をご紹介します。
・技術文書のルール理解
<全般的なルール>
→不要な情報や、儀礼的な言い回しは必要ない
<マニュアル文書特有のルール>
→難解な用語は使用せず、読み手にとって特に分かりやすく書く
→箇条書きなどで分かりやすく書く
→手順の説明は、命令文を使って時間順で書く
<仕様書・契約書などの特有のルール>
→仕様書・契約書は、工業製品や部品、材質などが満たすべき要件を記載するもの。「仕様書/specification」「要件を満たす/satisfy requirement」などの表現は必ず覚える必要がある。
→仕様書・契約書では、基本的に平叙文を使う。
→仕様書・契約書では、工業製品や工業設備が満たすべき要件を記載するために、強い強制を意味するshallを多用する。
<問題>
[7]本仕様書の要求通りでない重量及び材料は、不合格とする。
[解答例]The weight and materials that fail to satisfy the requirements of this specification shall be rejected.
<解答のpoint >
⇨「〜でない」を否定形ではなく、肯定形(fail to)で表現しています。肯定形だと否定的な印象を与えずに内容を伝えることができるので、技術英語では肯定形が好まれます。そのため、fail toは非常によく使われる表現です。
⇨要求を満たす/satisfy requirementは仕様書での必須表現です。
⇨「不合格とする」を能動態ではなく、無生物主語+受動態で表現している。無生物主語にすることで客観性を高められる。
以上になります。
技術英検に関する記事は他にもありますので、是非ご覧いただければと思います。
コメント
[…] た単語集や英訳問題集、各級の設問毎の対策集などを揃えた学習教材になります。詳しい内容は、技術英検対策シリーズとはにまとめていますのでこちらをご覧いただければと思います。 […]
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