気象予報士資格を取ったなら(取ったら)いっそパイロットを目指すのはどうか

パイロット関連
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私は、某エアラインに勤務する操縦士で、数年前に独学で気象予報士試験に合格しました。(操縦士になる前に取得しました)

気象予報士資格は、取っても役に立たない資格とよく言われます。たしかに、気象に関する仕事の需要は限られているので、そうなのかもしれません。ただ、合格率4〜5%の難関の資格を取ったのに、キャリアに生かせれないのは、何とも寂しい話だなと思ったので、この記事で、一つ私から提案といいますか、オススメしたいことがございます。

ずばり、既に気象予報士試験に合格されていて、その資格を生かしきれていないという方、または気象予報士試験に挑戦中の方で、まだ合格後のことを決めていない方は、「気象予報士資格を取ったなら(取ったら)いっそパイロットを目指すのはどうか」という提案です。

社会人からエアラインパイロットを目指すための戦略

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パイロットをすすめる理由

[理由①] 気象に関する専門知識は、パイロットの仕事に役立つ

気象予報士試験で得た知識は、パイロットの仕事に確実に生かす事ができます。これは、毎日気象解析をしてフライトをしている私が断言して言えることです。日頃、パイロットは、気象解析をしてその日に飛ぶ経路、高度などを選定します。実際の気象解析では、気象予報士試験で勉強するエマグラム、高層天気図(850,700,500,300,200hpa)、地上天気図,などを解析して、フライトを組み立てていきます。

気象予報士試験合格のために勉強した多くのことを、パイロットの仕事では役立たせることができます。

[理由②] パイロット不足

世界中で、現在パイロットが非常に不足している状態です。パイロット志望者にとってみれば、大きなチャンスが到来している時。各航空会社も、盛んに採用を行なっています。需要の高まりに応じて、給与も上昇傾向です。

[理由③] パイロット試験で、大きなアピールになる

パイロットの採用試験では、面接も多く設定されています。もしあなたが、気象予報士資格を持っているならば、面接において、それは非常に大きなアピールポイントになります。なぜなら、実務上にも生かせる資格であり、また難関資格なので、この人は努力ができる人だと、思わせることができるからです。

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パイロットになるには

現在パイロットになるには、大きく分けて3つの方法があります。

社会人からエアラインパイロットを目指すための戦略

① 自社養成パイロット

各航空会社が、大学の新卒ないし既卒をパイロット訓練生として採用し、自社で養成していきます。この自社養成パイロット試験に合格し、訓練を経てパイロットになるのが、1つ目のパイロットになる方法。

自社養成のメリット

・お給料を貰いながら訓練ができること。

・同期間の競争がない。

自社養成のデメリット

・高倍率。大手航空会社の場合、100倍以上になります。

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②航空大学校

独立行政法人である「航空大学校」の入学試験に合格し、パイロットとしての訓練を行って、卒業後、各航空会社に就職していくのが、2つ目のパイロットになる方法。

航空大学校のメリット

・比較的学費が安い。

・自社養成ほど倍率は高くない。(およそ10倍くらい)

航空大学校のデメリット

・大手航空会社に入れるかは分からない。

・同期間の競争が多少ある。(成績順で、就職先が決まるから)

航空大試験に合格するための4つの戦略

文系のための航空大1次試験突破の戦略

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③パイロット養成課程のある大学

パイロット養成課程や航空学科などのある大学・専門学校に進学し、「事業用操縦士」「計器飛行証明」「自家用操縦士」といった免許を取得して、航空会社に就職するのが、3つ目のパイロットになる方法。

メリット

・倍率は低い。

デメリット

・学費が高い(2000万〜3000万)。私大の医学部のようなイメージ。

・大手航空会社に入れるかは分からない。

・同期間の競争は多少ある(成績順で、就職先が決まるから)

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何より伝えたいこと

パイロットの仕事は、実際に気象の知識を使って、アウトプットが出来る仕事です。せっかく気象予報士試験に合格して、高度な専門知識を得たなら、それをアウトプットできる職で、その知識を生かしていくべきだと思います。気象予報士試験に苦労して合格した私だからこそ、強くそれを感じます。

また、気象予報士合格者は、女性も多いと思いますが、女性パイロットも現在増えてきており、決して男だけの仕事ということではありません。

この記事を読んで少しでもパイロットの仕事に興味を持った気象予報士合格者または挑戦中の方は、是非パイロットという仕事も一つの選択肢に入れてみてはどうでしょうか。

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