GTEC Academicを短期間で攻略するための勉強法

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これは、GTEC Academicを攻略するための勉強法をまとめたものになります。

GTEC Academicは、大学生の英語力を測定するための試験ですが、まったく参考書などが出版されておらず対策するのが難しい試験です。私も受験経験がありますが、準備に苦労した記憶があります。

この経験を踏まえ、GTECのサイトにあるサンプル問題を基に、私が考えるGTEC Academicの効果的な勉強法を紹介していきたいと思います。是非GTEC Academic受験予定の方は活用してみて下さい。

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◆GTEC Academic試験の概要

GTEC academic試験は

Listening, Reading, Writing, Speakingの4つの技能を測定するための試験です。

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◆ListeningとReading問題の概要

GTEC AcademicのListeningとReading問題は、結論から言うとTOEIC Listening&Reading試験と酷似した内容になっています。

GTEC academicとTOEICを比較しながら問題の概要を見ていきます。

GTEC Academic Listening問題の概要

Listening問題は、上図の通り3つの設問から構成されています。

①:写真説明問題/イラスト説明問題

この設問は、イラスト・写真・グラフなどを見て、これらの画像と一致している英文を選ぶ問題です。これは、TOEIC L/R Part1写真描写問題と、ほとんど同じ問題です。

<TOEIC 写真描写問題サンプル>

引用:TOEIC公式ページ

TOEIC描写問題も、写真などを見て、これらの画像と一致している英文を選ぶ問題で、GTEC Academicの問題とほとんど同じということが分かります。

②会話応答問題

この問題は、質問となる英文が読まれて、次に質問の答えとなる英文選択肢が3つ読まれます。質問の返答として適当な英文を選ぶ問題です。

サンプル問題

Will the information given in today’s class be on the test?
[A] I do better on tests when I study with others.
[B] That’s what the professor told us.
[C] Today’s class will start earlier than usual.

これは、TOEIC L/R Part2 応答問題と、ほとんど同じ問題です。

TOEIC応答問題は、1つの質問または文章とそれに対する3つの答えがそれぞれ1度だけ放送され、設問に対して最もふさわしい答えを選ぶ問題で、GTEC Academicとほとんど同じ内容になります。

③要点理解問題

この問題は、会話やアナウンスなどを聞いて、画面に表示されている質問の答えの選択肢を選ぶ問題です。

これは、TOEIC L/R Part3会話問題とPart4説明文問題と、ほとんど同じ問題です。

<TOEIC Part3会話問題>

2人または3人の人物による会話が放送され、会話を聞いて設問(設問は放送される)と解答を読み、4つの答えの中から最も適当なものを選ぶ問題です。

<TOEIC Part4説明文問題>

アナウンスやナレーションのようなミニトークが放送され、各トークを聞いて設問(設問は放送される)と解答を読み、4つの答えの中から最も適当なものを選ぶ問題です。

見てわかる通り、GTEC Business要点理解問題は、TOEIC Part3,4とほとんど同じ問題になります。

ということで、GTEC AcademicのListening問題は、TOEIC Listening Part1,2,3,4とほとんど同じ問題ということが分かっていただけたと思います。

次にReading問題について

GTEC Academic Reading問題の概要

Reading問題も、上図の通り3つの設問から構成されています。

①:語彙語法問題

この設問は、空欄を含む文が表示されて、空欄を埋める語句を選択する問題です。

これは、TOEIC L/R Part5短文穴埋め問題と、ほとんど同じ問題です。

<TOEIC Part5 短文穴埋め問題>

TOEIC短文穴埋め問題も空欄を含む文が表示されて、空欄を埋める語句を選択する問題で、GTEC Academicの語彙語法問題とほとんど同じということが分かります。

②速読・要点理解問題と③長文理解問題

②速読・要点理解問題

この設問は、比較的短い英文テキスト(150語)を読み、選択肢から英文の主意や要点にあてはまるものを選ぶ問題です。

③長文理解問題

この設問は、英文テキスト(350語)を読み、選択肢から英文の主意や詳細部分の要点にあてはまるものを選ぶ問題です。②速読・要点理解問題と同じく、長文の読解能力を問う問題ですが、この設問では詳細な情報を文中から正確に読み取れているかなども問われます。

②速読・要点理解問題と③長文理解問題は、TOEIC L/R Part7長文問題と、ほとんど同じ問題です。

TOEIC Part7 長文問題

TOEIC長文問題も文の主題を大まかにまとめて理解する要約能力(summarizing)や、必要な情報を探し出す(scanning)能力を試す問題で、GTEC Academicの速読・要点理解問題と長文理解問題とほとんど同じことを求める問題です

ということで、GTEC AcademicのListening問題とReading問題は、TOEIC ListeningとReading問題とほとんど同じ問題ということが分かっていただけたかと思います。

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◆ListeningとReadingの勉強法

見てきた通り、GTEC AcademicのListening問題とReading問題は、TOEICのListening問題とReading問題とほとんど同じ問題でした。GTEC Academicに関する参考書などが皆無である一方、TOEIC関連の参考書や問題集は豊富に揃っているので、TOEICの教材を使って勉強していくのが効率的な勉強法だと私は思います。

GTEC Academic ListeningとReading対策にオススメの参考書

<スタディサプリ>

スタディサプリ ENGLISH

TOEIC学習で一番のオススメの教材がこのアプリ。スタディサプリとは、リクルートが提供しているTOEIC専用のアプリです。内容としては動画での授業を含むPart別の対策講義と文法講義、そして単語問題集、実践問題集になります。私はこのアプリを使用してTOEIC900点を取得しました。

また、スタディサプリには、コーチングプランというのもあり、これは簡単に言うと、スタディサプリに加えて、担当のコーチが就くプランです。

スタディサプリEnglish コーチングプラン
TOEICのエキスパートが、自分の目標点数と試験までの時間を見据えて学習プランを練ってくれ、かつ日々の進捗状況もモニターしてくれます。

<TOEIC L&Rテスト 究極のゼミシリーズ>

参考書(本での)で一番のオススメが究極のゼミシリーズ。各Partの解答のコツを身につけることができ、Listening,Readingの基礎がこのシリーズで固めることができます。

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◆Writing問題の概要

Writing問題は、上図の通り2つの設問から構成されています。

短文・メモ書き問題

この問題は、与えられたシチュエーションの中で簡単なメモを書く問題になります。決まった定型文を覚えればそれほど難しくはありません。

中文・メール作成問題の概要

この問題は、提示されたシチュエーションに沿って、手紙やEメールなど定型的な文章を書く問題になります。それぞれの文章形式に則った上で、用件をすべて盛り込んで、相手に伝わるものを書く必要があります。書くボリュームが短文・メモ問題と比べると多くなるので、英語表現をある程度覚える必要があります。

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◆Writing問題の勉強法

結論から言うと、Writing問題を攻略する上ですぐに効果が見込める参考書や問題集は私が探した限りではありませんでした。

あえて言えば、TOEIC WritingやIELTS試験の参考書などを使って、GTECホームページにあるサンプル問題と照らし合わせながら地道にwriting能力を向上させることぐらいでしょうか。

そういった実情なので、GTECのサイトにあるサンプル問題を基に、独自にWriting問題の対策集を作ってみました

是非GTEC Academic受験予定の方はこの対策集を活用してみて下さい。

GTEC Academic試験 Writing問題対策集

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◆Speaking問題の概要

Speaking問題は、上図の通り3つの設問から構成されています。

発音・リズム・イントネーション問題

これは英文を読み上げ、発音や抑揚、リズムを測定する問題になります。

会話シミュレーション問題

これは与えられたシチュエーションの中で、ビデオに対して擬似対話をしていく問題になります。指示はすべて盛り込みながら、シチュエーションに沿った会話をすることが必要になってきます。ある程度練習を重ねれば解けるようになる問題です。

ショートプレゼンテーション問題

これは論理的な説明を短いプレゼンテーションで行えるか試す問題になります。単に英語を話すだけではなく、自分で意見を考え、それを論理的に表現することが要求されます。③と同じく論理の流れを示すつなぎ語「First」「Secondly」「Also」「Another reason」「Therefore」などを効果的に使える必要があり、かつ表現方法の引き出しを増やす必要もあるので、かなり難易度の高い問題です。

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◆Speaking問題の勉強法

3つの設問毎にオススメの参考書なども紹介しながら勉強法を見ていきます。

発音・リズム・イントネーション問題

発音・リズム・イントネーション問題の勉強法は、参考書が豊富に揃っているTOEIC Speaking試験の参考書を活用するのをオススメします。特に私がオススメするのは、「頂上制覇TOEICテストスピーキング/ライティング究極の技術」です。この参考書通りに音読の練習を重ねるだけで、ある程度この問題で得点を取れるようになります。

会話シミュレーション問題

会話シミュレーション問題は、どれだけ問題を解き、会話表現の引き出しを増やせるかにかかっています。TOEICやIELTSなどの参考書を使って、会話表現を地道に増やしていく方法もありますが、手っ取り早く会話表現を覚えられるために独自に会話表現をまとめた教材を作りました。表題はGTEC Businessですが、この会話シミュレーション問題に関してはBusinessもAcademicもほぼ同じ内容なので問題ありません。

GTEC Businessスピーキング問題 解答テンプレート集(Part2:会話シミュレーション編)

ここにある解答テンプレートをある程度覚えることで、会話に必要な英語表現を身につけることができます。

ショートプレゼンテーション問題

ショートプレゼンテーション問題では、自分で意見を考え、それを根拠を示しながら論理的に話せる能力が必要になってきます。

この問題に関しては参考になる教材が調べた限りありませんでした。現在この問題に関しての対策集を作成中です。

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