GTEC CBTでCEFR B1レベルを獲得するための勉強法

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GTEC CBTは、リスニング・リーディング・ライティング・スピーキングの4技能を測ることができ、大学入試でも広く活用されてきている試験です。

しかし参考書などがあまり出版されておらず対策するのが難しい試験で、自身も受験経験がありますが、非常に苦労した記憶があります。

この経験を踏まえ、大学受験で有利になると言われるCEFR B1レベルを獲得するためのGTEC CBTの勉強法をこの記事では紹介していきたいと思います。

是非GTEC CBT受験予定の方は参考にしていただければと思います。

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GTEC CBTの概要

GTEC CBTは高2後半〜高3レベル4技能測定試験です。

実施時間は約150分

測定方法はPC

上限スコアは1400点

の試験です。

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CEFR B1レベルは、GTEC CBTでどれくらいのスコア?

大学受験において有利になるCEFR B1レベルは、GTEC CBTだと960〜1189点になります。

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GTEC CBTでCEFR B1レベルを突破するための勉強法

リーディング・リスニング・ライティング・スピーキングの各セクション毎の勉強法をご紹介していきます。

リーディングセクションの特徴と勉強法

<リーディングセクションの特徴>

GTEC CBTのリーディングは、文法や語彙のセクションは一切なく、長文問題のみです。分量が非常に多く、必要な情報を素早く探し出す力を必要とする試験と言えます。

[問題例]

上記のような問題が40問出題されます。

<リーディングセクションの勉強法>

大まかな勉強のやり方としては以下の通り。

◆単語・熟語共通テストレベルの単語・熟語をマスター

◆文法・語法基礎的な文法力をマスター

◆読解→ポレポレなどの参考書で英文の骨格を把握する力をマスター&英検2級のE-mail問題などの内容一致問題、共通テストの図表・広告問題、GTEC過去問を活用して読解力をマスター

単語・熟語

リーディングを解く上で必要な単語・熟語レベルは、共通テストレベルです。GTEC CBT全体を通しても、共通テストレベル。オススメの単語・熟語の参考書は、「データベース4500完成英単語・熟語」。本書を活用して共通テストレベルの語彙力を獲得しましょう。

本書は 高校必修語に、共通テストレベルの語句を合わせた1730英単語と350の英熟語を学習できる参考書です。GTEC CBTの単語・熟語学習はこの1冊で網羅できます

文法・語法

GTEC CBTでは、文法や語法に特化した問題は出題されませんが、読解問題を解くには、基本的な文法・語法の知識は必要になります。オススメの参考書は以下の通りです。

<キク英文法>

212の文法事項が7週間で学べる参考書。この1冊で基本的な英文法をマスターできます。本書に対応する音声をPCやスマホにダウンロードすることも可能なので、スキマ時間に聞き流すのも良いと思います。

<大学受験スーパーゼミ全解説実力判定 英文法ファイナル問題集 標準編>

難易度が異なる10回のテストで、文法事項や会話表現などが学べる参考書です。文法問題が項目ごとではなく、ランダムに収録されているので良い演習ができます。

読解

GTEC CBTのリーディングは、分量が非常に多いので、文書をざっと読んで必要な情報を拾うスキャニング力が必要になってきます。スキャニングを行うのに必要なのが、英文の骨格を素早く把握する力です。また、読解問題では、E-mail、図表、広告などの問題が出題されます。これらの問題に対応するためにオススメする参考書が以下の通りです。

<ポレポレ英文読解プロセス>

上記で述べたように、リーディングではスキャニング力が必要になってきます。スキャニングを行うのに必要なのが、英文の骨格を素早く把握する力。本書では英文骨格の把握の仕方について論理的に説明しているので、精読のスキルを向上させられます。

<英検分野別ターゲット英検2級長文読解問題150>

英検2級の長文問題の内容一致問題は、GTEC CBTのリーディング問題と非常に似ていて、レベルもほとんど同じくらいです。本書は豊富な問題数が収録されていて、長文の練習にはうってつけの問題集です。この問題集を使って長文を素早く読む力を身につけましょう。

<共通テスト対策問題集マーク式実践問題集 英語リーディング>

GTEC CBTのリーディングは、図表や広告の問題が出題されます。それらの問題の対策として効果的なのが、共通テストです。本書は駿台が実施した共通テスト対策模試の過去問が収録されています。さらに過去問駿台模試から抜粋した、共通テストで出題されそうな長文問題も4題掲載されていてボリュームたっぷりの内容になっています。

<GTEC CBT公式問題集>

ある程度の読解力を身につけた後は、過去問を使用して総仕上げ。本書は、本番の試験と同じ形式・難易度の4技能の問題を2回分収録されています。4技能全ての問題において丁寧な解説があり、着実に理解しながら進めることができます。

リスニングセクションの特徴と勉強法

<リスニングセクションの特徴>

GTEC CBTのリスニングは、問題数は40問、解答時間はおよそ35分間の試験になります。特徴としては、会話文がほぼ無く、地図や電話のメッセージ、授業の講義といった日常生活やアカデミックに関する内容が多く出題されるところです。

[問題例]

以下の文が流れます。

[問題例]

[引用:ベネッセ]

上記地図に関する英文が流れ、museumがA,B,C,Dのどこにあるか解答する問題です。

<リスニングセクションの勉強法>

大まかな勉強のやり方としては以下の通り。

◆地図問題対策→IELTSの問題集を活用

◆講義・アナウンス問題対策TEAPの問題集を活用

◆総仕上げGTEC CBT過去問

地図問題対策

GTEC CBTのリスニングでは、地図に関する問題が多く出題されます。地図問題では、場所や方向を示す英単語をきちんと理解しておく必要があります。地図問題はIELTSのリスニングパートでも出題されているので、地図問題はIELTSの問題集で練習することをオススメします。オススメの参考書は以下の通り。

<実践IELTS技能別問題集リスニング>

◆講義・アナウンス問題対策

GTEC CBTのリスニングでは、講義やアナウンスに関する問題が出題されます。この対策としては、TEAPの参考書が使えます。TEAPのリスニングでは、GTEC CBTの問題と近似した講義・アナウンス問題が出題されますので、TEAPの参考書で対策することをオススメします。オススメの参考書は以下の通り。

<大学入試のためのTEAP技能別問題集>

<大学入試のためのTEAP実践問題集>

総仕上げ 

ある程度リスニング力が着いたら、最後は過去問を使って総仕上げになります。

<GTEC CBT公式問題集>

ライティングセクションの特徴と勉強法

<ライティングセクションの特徴>

GTEC CBTのライティングは3つのパートに分かれています。

引用:ベネッセ

Part1:質問用紙記入問題は簡単な質問の答えを書くだけの問題。これはかなり簡単な問題です。

Part2:Eメール作成問題はEメールの返信を30~60語で書く問題。慣れればそこまで難しい問題ではありません。

Part3:意見展開問題は前半がグラフの要約と質問に対する答えを125~175語で書く問題。後半が課題に対する意見を、引用を参照して250語以上書く問題。このPart3がとにかく難問です。高校の授業などでは、ここまで長い英文を書くことは少ないでしょうから、それ相応の準備が必要になります。

[問題例 Part1:質問用紙記入問題]

[問題例 Part3:意見展開問題]

<ライティングセクションの勉強法>

大まかな勉強のやり方としては以下の通り。

◆Part1・2対策→GTEC CBT過去問

◆グラフ要約問題対策IELTS・TEAPの問題集を活用

課題に対する意見対策→TEAPの問題集を活用

◆Part1・2対策

Part1:質問用紙記入問題とPart2:Eメール作成問題はさほど難しくはないので、過去問だけで対応可能です。

<GTEC CBT公式問題集>

◆グラフ要約問題対策

Part3:意見展開問題の前半で、グラフの要約問題が出題されます。IELTSのライティングパート1とTEAPのライティングtaskBでは、さまざまな種類のグラフや表などのデータから情報を読み取り、それを文章で説明する問題が出題されます。これらの問題を活用してグラフ要約のコツを掴んでいくことをオススメします。オススメの参考書は以下の通り。

<実践IELTS技能別問題集ライティング>

<大学入試合格のためのTEAP技能別問題集>

<大学入試合格のためのTEAP実践問題集>

課題に対する意見対策

Part3:意見展開問題の後半で、課題に対する意見を述べる問題が出題されます。これについても、グラフの要約問題と同様TEAPで類似問題が出題されているので、TEAPの参考書を活用することをオススメします。

<大学入試合格のためのTEAP技能別問題集>

<大学入試合格のためのTEAP実践問題集>

スピーキングセクションの特徴と勉強法

<スピーキングセクションの特徴>

GTEC CBTのスピーキングセクションは3つのパートに分かれています。

Part1:会話応答問題は質問に対して即座に応答する問題。名前や趣味など受験者のパーソナルな情報に対する6つの質問が出題されます。

Part2:情報伝達および照会問題は留守番電話にメッセージを残すというシチュエーションで、問題文に表示された内容を説明したり、質問したりする問題です。30秒間の準備時間のあと、1分以内に録音しなければなりません。

Part3:意見展開問題は講義を聞いて質問に答える問題で、3つの小問に分かれています。

1つ目の小問:講義の内容に関する質問がなされます。90秒で準備をして120秒で答えます。

2つめの小問:1つ目の小門同様、講義の内容に関する質問がなされます。180秒の準備時間のあと、180秒で答え、最低でも2つの理由をつけなければいけないと指示されています。

3つめの小問では、クラスメイトから質問を受けたという想定で、準備時間なしに60秒で返答する問題。

[問題例 Part1: 会話応答問題]

Q.What’s your name?(あなたの名前は何ですか)
解答例
My name is Taro Suzuki

Q.Where are you from?(あなたはどこの出身ですか)
解答例
I’m from Japan.

Q.What is your favorite sport?(あなたのお気に入りのスポーツは何ですか)
解答例
I like soccer.

Q.What do you like about this sport?(あなたはこのスポーツの何が好きですか)
解答例
I like the physical fitness aspect of this sport. Soccer have to have great balance strength, as well as muscular strength.(私はこのスポーツの体力の側面が好きです。 サッカーは、筋力だけでなく、バランスの強さも優れている必要があります。)

Q.How often do you play sports?(あなたはどのくらいの頻度でスポーツをしますか)
解答例
I play sports every day. After school, I go to the park to play baseball with my friends. I play baseball until dinner time. (私は毎日スポーツをしています。 放課後、友達と野球をするために公園に行きます。 私は夕食の時間まで野球をします。)

Q.Which sports are popular in your country?(あなたの国ではどのスポーツが人気がありますか)
解答例
I think Japanese like baseball, but soccer is increasing in popularity, thanks to the success of the national team at the World Cup. (日本人は野球が好きだと思いますが、ワールドカップの代表チームの成功によりサッカーの人気が高まっています。)

[問題例 Part3: 意見展開問題]

<スピーキングセクションの勉強法>

大まかな勉強のやり方としては以下の通り。

◆Part1:対策→テンプレートを覚える

◆Part2・3対策GTEC公式問題集CBTスピーキング編を活用

◆Part1(会話応答問題)対策

Part1(会話応答問題)では、名前や趣味など受験者の個人的な情報に対する質問が出題されます。対策としては、テンプレートを多く身につけてしまうことです。

これに関しては、良い参考書が存在しないため、自身の受験経験からテンプレートを作成しました。本書では、パート1で出題される名前や趣味など受験者の個人的な情報に対する質問に関するテンプレートを豊富に収録しました。

GTEC CBT スピーキングSection パート1:会話応答問題の解答テンプレート集

 

◆Part2・3対策

Part2では留守番電話にメッセージを残すというシチュエーションで、問題文に表示された内容を説明したり、質問したりする問題が出題されます。またPart3では講義を聞いて質問に答える問題が出題されます。これらの問題の対策としては、ベネッセから出版されているスピーキング問題専用の問題集を活用することをオススメします。

<GTEC公式問題集CBTスピーキング編>

 

以上になります。

GTEC CBT対策にオススメの参考書・問題集まとめ

GTEC CBT
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