工業英検2級合格とTOEIC800点取得を半年で制覇する戦略と勉強法

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この記事では、工業英検2級合格とTOEIC800点取得を半年で制覇する戦略と勉強法をご紹介します。

対象者:TOEIC500点程度、工業英検未学習者

工業英検2級とTOEIC800点のそれぞれの単独の勉強法は

工業英検2級合格を確実にする戦略と勉強法

TOEIC700点から800点を最速で獲る戦略と勉強法

でも紹介しています。

また2020年より工業英検は技術英検に名称変更および内容変更がされています。工業英検2レベルの技術英検プロフェッショナル試験(準プロフェッショナル)については、下記の記事にまとめています。

技術英検プロフェッショナル(旧工業英検1級・2級)試験で高得点を取るための戦略と各設問毎の傾向と対策

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工業英検2級合格とTOEIC800点を両方獲るメリット

先ずは工業英検2級合格とTOEIC800点を両方取得することには、どんなメリットがあるのかを見ていきたいと思います。

上の図は工業英検2級取得者とTOEIC800点取得者のそれぞれの強みと弱みを表しています。ここで分かるのは、それぞれの弱みをそれぞれの強みが補完しあえるようになっているということです。工業英検2級取得者は、就職や転職などではあまり有利に働かないという弱み(工業英検の社会的認知度が低いため)を持っていますが、この弱みをTOEIC800点の強みである社会的認知度の高さで補完できます。またTOEIC800点取得者の弱みは、アウトプット能力がやや欠けるところですが、この弱みを工業英検2級の強みであるアウトプット力の高さ(特にライティング)で補完できます。

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工業英検2級合格とTOEIC800点取得を半年で制覇する戦略

本題に入ります。工業英検2級合格とTOEIC800点取得を半年で制覇する戦略を見ていきます。

戦略1:工業英検2級の勉強の前にTOEIC700点レベルの単語・文法力を身に付ける

工業英検2級合格に必要なことは、

TOEIC700点レベルの文法・単語+工業英単語+3C(Correct,Correct,Concise)の原則

だと思っています。TOEIC700点レベルの文法力・単語力は既に身についていることが前提であり、その文法力・単語力が土台になって、その上に工業英単語力+3C力(Correct,Correct,Concise)を積み上げ、工業英検2級で出題される和訳問題・修辞問題・英訳問題を解くというのが私のイメージです。

ということで、工業英検2級の勉強を行う前に先ずは、TOEIC の学習を重点的に行って、工業英検2級合格に必要な単語力・文法力を身に付けるようにしましょう。

戦略2:TOEIC学習はスタディサプリで効率的に学習する

断言します。TOEICの学習教材は様々ありますが、その中で最強のTOEIC学習教材はリクルートが出しているスタディサプリです。

スタディサプリについて参考になる記事

「スタディサプリENGLISH TOEIC TEST対策コース」の内容と使ってみての感想

「スタディサプリENGLISH TOEIC TEST 対策コース」を使ってTOEIC学習を2ヶ月やってみた結果

 

 

上図のように、「利便性が高い」、「質が高い」、「豊富な問題数」、「1つのアプリだけでTOEIC学習が完結する」強みがスタディサプリにはあります。

ただコストは掛かります。

〜スタディサプリの価格〜

月単位での契約の場合2,980円

また6か月か12ヶ月単位でも契約できますが、それぞれ

6か月プランは一括16,680円(実質月々2,780円)

12ヶ月プランは一括29,760円(実質月々2,480円)

になります。

高いと思われるかもしれませんが、個人的な経験からすると本での学習でも1万円以上は掛かるので、費用対効果も合わせて考えると、スタディサプリを購入する方がいいと思います。思い切ってここは投資だと思い、6ヶ月間最高の環境を整えてTOEIC学習に臨みましょう。

具体的な勉強法は後ほどご紹介します。

戦略3:工業英検2級は設問3,4の修辞問題の学習に注力する

なぜ設問3,4に注力した方がいいのかというと理由は2つあります。

1つ目の理由は配点が高いから。

工業英検2級の問題構成及び配点は、設問1,2が和訳問題(計60点)、設問3,4が修辞問題(計80点)、設問5,6が英訳(計60点)の計200点満点の試験になっています。そして設問3,4は、200点中80点と40%を占めており高い配点率であることが分かります。

工業英検2級の合格基準は60%なので120点以上取れれば合格となるのですが、設問3,4で仮に80点中60点取れれば、残りの設問1,2,5,6の和訳・英訳問題は正答率50%(120点中60点)でも合格することができます。逆にここで点数を取れないと、和訳・英訳問題で高得点を取らないといけなくなり苦しくなります。

和訳・英訳の問題は、ITや気象、宇宙、生物など出題される分野が多岐に渡り、自分が得意とする分野が出題されれば点数は取りやすいのですが、苦手な分野が出題されると点数を取るのが難しくなります。こういった理由から設問3,4で点数を取りきることが大事になってきます。

2つ目の理由は他の設問と比べて設問3,4は勉強した分だけ点数が伸びやすい。

設問1,2の和訳問題、設問5,6の英訳問題は、工業英単語や文法、和訳力、英訳力なども含めた英語の総合力を問われるもので、一朝一夕で得点が伸びるといった設問ではありません。一方設問3,4の修辞問題は、2文を1文に引き締めたり、重要な単語はどれかを見つける問題になるのですが、これは問題に対する慣れとある程度の文法力で解くことが出来ます

実際私は工業英検2級試験の直前は、設問3,4の修辞問題の勉強に集中しました。工業英検2級に合格すると設問毎の得点情報が送られてくるのですが、設問4は得点80%以上でした。

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工業英検2級合格とTOEIC800点取得を半年で制覇する勉強法

上記の戦略を踏まえた上で、具体的な勉強法を説明していきます。

上記が学習の流れになります。戦略のところでも言いましたが、工業英検2級合格にはTOEIC700レベルの単語・文法力が必要なので、勉強の進め方としては、先ずは2ヶ月間TOEICの勉強に集中して、2ヶ月目以降はTOEICと工業英検2級の学習を並行して行っていく流れになります。

それでは一つずつ具体的な勉強法も含めて説明していきます。

TOEICについては、スタディサプリで学習していきます。スタディサプリには、コンテンツとしてパーフェクト講義(英文法編)、パーフェクト講義(Part別対策)、TEPPAN英単語、実践問題集があります。

最初の2ヶ月はパーフェクト講義(英文法編)、パーフェクト講義(Part別対策)、TEPPAN英単語の3つを学習していきます。流れとしては、パーフェクト講義(英文法編)とTEPPAN英単語を並行して学習して、パーフェクト講義(英文法編)が終了次第パーフェクト講義(Part別対策)にそして実践問題集という流れで学習していきます。TEPPAN英単語は、目標600点単語と700点単語の計1090単語を2ヶ月でマスターします。

 

パーフェクト講義(英文法編)、パーフェクト講義(Part別対策)はそれぞれ例題を解きながら、都度関先生による講義を聴く学習内容になっています。

TEPPAN英単語学習は、ひたすら4択の単語問題を通して単語を習得していく学習になります。目標600点単語と700点単語の計1090単語を完璧に暗記して下さい。完璧に暗記とは、英単語を見た瞬間、瞬時に日本語が出てくるくらいのレベルです。またTEPPAN英単語内に例文が出てくるのですが、この例文がTOEICPart7に出てくるような良文なので、単語を覚えるだけではなくこの例文もしっかり読みこむことが大事です。

例文

またTEPPAN英単語には復習機能が付いていて、これを有効に使うことで効率的に単語を暗記していくことができます。

復習機能

この復習トレーニングを何度もやることで、単語が定着していきます。完璧に暗記出来るまで何度も復習トレーニングを行いましょう。

実戦問題集は,TOEICの予想問題を解くことができるコンテンツになります。実践問題集を解くことの位置付けとしては、「より多くの問題に出会うこと」です。問題を数多く解いていくことで、英語力そのものが向上することに加えて、TOEICに出題されやすいパターンが見えて来ます。

上記のTOEIC学習が終わり次第、TOEICを受験しましょう。この受験の位置付けとしては、本番に慣れることです。私の経験からいうと、TOEICは3回くらい続けて受験をすると点数を効率的にあげることができます。

3ヶ月目からはTOEIC学習に加えて工業英検2級の学習も開始します。

TOEICの学習は、実践問題集(テキスト)3回分とTEPPAN英単語の目標860点単語を学習していきます。実践問題集のテキストはスタディサプリのサイトで購入することができます。ここでは本番さながらに時間を測って問題を解いていきましょう。

工業英検2級の学習については、修辞問題と英訳問題対策を行います。特に上記の戦略でも述べた修辞問題に力を入れて学習を行いましょう。

[ 修辞問題の勉強の進め方]

3,4の問題はそれぞれどういうものかというと、設問3は2つの英文を1つの英文に簡潔にまとめる問題、設問4は英文の中のインフォメーションワード(重要な情報を持つ語句で1箇所とは限らない)に下線を引いて、さらに簡潔な英文に書き直す問題です。

STEP1:過去問で即答出来るようになるまで解く

修辞を勉強する方法がほとんどありませんが、過去問だけでも十分にそれがまかなえます。ただし日本工業英語協会が出している過去問には、解答の解説は無いため自分で文法書などを使って調べて行く必要があります。出題される問題のパターンは限られているので、暗記するくらいまで解きましょう。

また設問3の2文1文引き締め問題の頻出パターンを以下の記事にまとめてますので参照下さい。

工業英検2級 修辞問題の頻出パターン

STEP2:書籍「工業英検1級対策」で練習

本書籍のcapter17に修辞問題とちょっとした解説も付いてるので練習になります。またこの書籍には工業英語(テクニカルライティング)の原則をしっかり学べるエッセンスが散りばめられているので、時間があれば修辞問題以外の箇所も熟読することをおすすめします。

[英訳問題の勉強の進め方]

「英語で説明する科学技術」で英訳練習

この本を使う理由は2つあります。

1つ目の理由は、この本に書いてある文章が工業英語(テクニカルライティング)の原則をしっかり踏まえたものになっているということ。

工業英語(テクニカルライティング)の原則は3C(Clear,Correct,Concise),すなわち「明確で正確に簡潔な文章を書く」ことです。この原則に則った文章を書けるようになる為には、

「明確で正確に簡潔に書かれた文章」に多く触れることが鍵になります。

「英語で説明する科学技術」の本文中の文章は、しっかりこの原則に則った文章なので、工業英語学習にはうってつけの本なのです。

2つ目の理由は、この本は工業英検試験に主題されやすいトピックを扱っている。

工業英検が取り扱う分野は幅広く、全てを勉強していくのは難しいのですが、この本は工業英検で主題されやすいトピックを扱っている為、効率的に点数を取るための学習ができます。

こういった理由から英訳の学習には、「英語で説明する科学技術」を使います。

「英語で説明する科学技術」は、AIや原子力、遺伝子工学などのトピック毎に記事が書かれていてる構成になっています。記事の上部には各英語資格試験の名称(工業英検や英検、TOEFL、IELTS)が記載されているのですが、これはその試験に特に関連した記事であることを示しています。先ずは工業英検の記載がある記事から優先的にどんどん英訳練習していき、余力があればその他の記事も英訳練習していくのがおすすめです。

800点が獲れるまで毎月TOEICを受験しましょう。3回目くらいの受験の時は、かなり本番に慣れるので、点数も大幅に上がる可能性がでてきます。

TOEICが800点を超えていれば、最後の2ヶ月は工業英検2級の勉強に集中しましょう。もし800点を超えていなければ、TOEICについては実践問題集の学習を継続していきましょう。

工業英検2級は、修辞問題、英訳問題、過去問演習の学習になります。修辞問題、英訳問題については、上記で説明した学習を継続する形になります。過去問演習では、時間を計って本番さながらに問題を解いて下さい。

また工業英検2級の試験では和訳問題が出題されますが、基本的には過去問演習で問題ないと思います。もし過去問を解いて不安に感じるなら、「英語で説明する科学技術」で和訳演習も行いましょう。また以下の本も英文を翻訳する上でのエッセンスを学ぶことが出来ますので、時間があれば読んでみて下さい。

上記の学習を確実に行っていれば合格できます。あとは自信を持って試験に臨みましょう。

以上になります。この記事が少しでもTOEIC・工業英検受験者に貢献できれば幸いです。

コメント

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  3. 塩見賢人 より:

    突然の問い合わせ失礼します。
    英語学習ひろばというサイトの運営を行っております塩見賢人と申します。
    現在は、WEBの立ち上げから日が浅い為、サイト上では個人として運営を行っていますが、弊社で専門の部署を立ち上げ、今後法人として行う予定となっております。

    今回、御社のhttps://improve-skill.com/%E5%B7%A5%E6%A5%AD%E8%8B%B1%E6%A4%9C2%E7%B4%9A%E5%90%88%E6%A0%BC%E3%81%A8toeic800%E7%82%B9%E5%8F%96%E5%BE%97%E3%82%92%E5%8D%8A%E5%B9%B4%E3%81%A7%E5%88%B6%E8%A6%87%E3%81%99%E3%82%8B%E6%88%A6%E7%95%A5/ こちらのページを拝見し問い合わせをさせていただきました。
    弊社のこちらのページ( https://hitononayami.com/foreign-owned-survey/ )では弊社独自に行った、外資系会社の調査結果を掲載しております。主な調査結果内容は下記の3点です。
    ・外資系会社の平均・中央値年収
    ・実際に外資系で働く人たちが持っているTOEICスコア
    ・実際に外資系会社で働く人たちが必要だと感じているTOEICスコア

    弊社独自にアンケートを行い調査した結果なので、他では掲載されていない内容です。
    弊社では、この調査結果を、現在英語の学習を行っている幅広いユーザーや転職を検討しているユーザーに届けられればと考えております。
    またこのような調査結果を掲載することで、御社のページの信頼度も向上するかと思います。
    引用のリンクを張っていただければ、こちらの調査結果を使用していただいて問題ありませんので、是非ご検討ください。

    また、今後もこのような調査結果を掲載していく予定ですので、是非ご確認ください。( https://hitononayami.com/category/survey/ )