工業英検2級合格を確実にする4つの戦略と効率的勉強法

技術英検対策
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( Rev 2020.4)

2020年5月より工業英検は技術英検に名称変更及び内容変更もされました。下記の記事に改めて技術英検対策をまとめました。

技術英検プロフェッショナル試験で正答率75%を超えるための戦略

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2018年に工業英検2級試験に合格しました。この記事では、工業英検2級合格を確実にする4つの戦略と効率的勉強法をご紹介していきます。

工業英検に関する記事、その他英語関連の記事も以下にまとめていますのでご参考までに、

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工業英検2級合格を確実にする4つの戦略

工業英検2級合格を確実にする4つの戦略からみていきます。

戦略1 TOEIC700点レベルの文法力・単語力を身に付ける

工業英検2級試験の問題は、和訳、修辞、英訳の問題になりますが、どの問題を解くにしてもある程度の文法力そして単語力が必要になります。 自身の経験から TOEICでいうと700点ぐらい取ることが出来れば、工業英検2級で求められる文法力・単語力を満足できます。 TOEIC700点レベルの文法力・単語力を身に付ける為の勉強法は後ほどご紹介します。 TOEICの勉強法については、以下の記事にもまとめていますので参考にしてみて下さい。

戦略2 設問3,4の修辞問題の学習に注力する

なぜ設問3,4に注力した方がいいのかというと理由は2つあります。

理由①:配点が高い

工業英検2級の問題構成及び配点は、設問1,2が和訳問題で計60点、設問3,4が修辞問題で計80点、設問5,6が英訳問題で計60点の200点満点の試験です。設問3,4は、200点中80点と40%を占めており高い配点率であることが分かります。工業英検2級の合格基準は60%なので120点以上取れれば合格となるのですが、設問3,4で仮に80点中60点取れれば、残りの設問1,2,5,6の和訳・英訳問題は正答率50%(120点中60点)でも合格することができます。逆にここで点数を取れないと、和訳・英訳問題で高得点を取らないといけなくなり苦しくなります。和訳・英訳の問題は、ITや気象、宇宙、生物など出題される分野が多岐に渡り、自分が得意とする分野が出題されれば点数は取りやすいのですが、苦手な分野が出題されると点数を取るのが難しくなります。こういった理由から設問3,4で点数を取りきることが大事になってきます。

理由②:他の設問と比べて設問3,4は勉強した分だけ点数が伸びやすい

設問1,2の和訳問題、設問5,6の英訳問題は、工業英単語や文法、和訳力、英訳力なども含めた英語の総合力を問われるもので、一朝一夕で得点が伸びるといった設問ではありません。一方設問3,4の修辞問題は、2文を1文に引き締めたり、重要な単語はどれかを見つける問題になるのですが、これは問題に対する慣れとある程度の文法力で解くことが出来ます。 実際私は工業英検2級試験の直前は、設問3,4の修辞問題の勉強に集中しました。工業英検2級に合格すると設問毎の得点情報が送られてくるのですが、設問4は得点80%以上でした。

戦略3 過去問を最低10回分は解く

あらゆる試験にも言えることですが、工業英検2級を合格する上でも過去問を解くということが非常に重要になってきます。理由としては2つあります。

理由①:工業英検2級に出題されやすい分野を把握できる

工業英語が取り扱う分野は非常に幅広く、どこから勉強すればいいのか掴みづらいのですが、過去問を解くことで出題されやすい分野をある程度把握することができ、参考書で勉強する際も効率的に学習することができます。

理由②:出題者が求める解答を把握できる

工業英検2級試験は全て記述式の問題の為、解答は一つではなく正解には幅があります。その幅を知るには過去問を解くしか方法はありません。

▪️過去問の入手方法 日本工業英語協会のサイトに詳しい入手方法が記載されています。本を購入するのとは違い、コンビニのマルチコピー機で印刷するという形をとっています。

戦略4 参考書「英語で説明する科学技術」を極める

この本を奨める理由は2つあります。

理由①:この本に書いてある文章が工業英語(テクニカルライティング)の原則を踏まえたものになっている

工業英語(テクニカルライティング)の原則は3C(Clear,Correct,Concise),すなわち「正確で明確に簡潔な文章を書く」ことです。この原則に則った文章を書けるようになる為には、 「正確で明確な簡潔に書かれた文章」に多く触れることが鍵になります。 「英語で説明する科学技術」の文章は、この原則に則った文章なので、工業英語学習にはうってつけの書籍です。

理由②:この本は工業英検試験に主題されやすいトピックを扱っている

工業英検が取り扱う分野は幅広く、全てを勉強していくのは難しいのですが、この本は工業英検で主題されやすいトピックを扱っている為、効率的に点数を取るための学習ができます。

ここまでが工業英検2級合格を確実にする4つの戦略でした。

[戦略1]TOEIC700点レベルの文法力・単語力を身につける

[戦略2]設問3,4の修辞問題の学習に注力する

[戦略3]過去問を最低10回分は解く

[戦略4]参考書「英語で説明する科学技術」を極める

次は、工業英検2級合格のための効率的勉強法をご紹介していきます。

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合格のための効率的勉強法

上記の4つの戦略を踏まえた上で、合格のための効率的勉強法をご紹介していきます。

STEP1 「スタディサプリENGLISH TOEIC TEST」でTOEIC700点レベルの文法力・単語力を身に付ける

TOEIC700レベルの文法力・単語力を身につけられれば、どういった勉強法でも良いのですが、個人的におすすめの勉強法は、リクルートが出しているスタディサプリENGLISH TOEIC TEST(以下スタディサプリ)を使った方法です。

スタディサプリENGLISH TOEIC®対策

スタディサプリのメリット ・アプリでの学習のため、どこででも勉強できる ・動画による講義のため、分かりやすい ・単語学習の復習機能が充実している ・問題数が豊富

スタディサプリには上記のようなメリットがあります。効率的に文法力・単語力を向上させる内容になっています。

スタディサプリでの具体的な勉強の流れ <単語> ・TEPPAN英単語で目標600点、目標760点、目標860点の各単語を覚える <文法> パーフェクト講義ー英文法編で文法の基礎を身につける ・パーフェクト講義のPart5対策で文法力を向上させる ・実践問題集のPart5の問題演習で文法を完成させる

スタディサプリENGLISH TOEIC®対策

上記の流れに沿って勉強していけば、TOEIC700点レベルの文法力・単語力を身に付けることができます。 もしアプリでの勉強に抵抗がある場合は、以下の書籍での学習をおすすめします。

STEP2 過去問を解いて試験の概要を知る

STEP2の目的は、工業英検2級試験を知ることです。試験の内容を大まかに頭に入れましょう。 TOEIC700点レベルの文法力・単語力を身に付けた後であれば、全く解答できないということは無いと思います。

 

STEP3 設問3・4の修辞問題対策を行う

修辞問題対策

過去問の設問34を重点的に解き、修辞問題の出題パターンを頭に入れる →以下の記事に修辞問題の頻出パターンをまとめたので、参考にしてみて下さい。

工業英検2級 修辞問題の頻出パターン

「工業英検1級対策」のcapter17修辞問題を解く →この書籍の修辞問題にはちょっとした解説も付いてます。また工業英語(テクニカルライティング)の原則をしっかり学べるエッセンスが、この書籍には散りばめられているので、時間があれば修辞問題以外の箇所も熟読することをおすすめします。

 

STEP4「英語で説明する科学技術」で和訳・英訳対策を行う

この書籍は科学技術に関する記事がテーマ毎に収録されていて、記事の上部に各英語資格試験の名称(工業英検や英検、TOEFL、IELTS)が記載されているのですが、これはその試験に特に関連した記事であることを示しています。工業英検の記載がある記事から優先的に和訳・英訳を行なっていきましょう。余力があればその他の記事も和訳・英訳することをおすすめします。 また和訳に関して、「英文翻訳術」が大変参考になりますので、一読することをおすすめします。

 

STEP5過去問を繰り返し解く

仕上げはやはり過去問です。とにかく何度も解いて、工業英語力を身に付けましょう。

以上が工業英検2級合格のために必要な4つの戦略と効率的勉強法でした。この記事が皆様の工業英検学習に役立つことを願っています。

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