2020年5月より工業英検は技術英検に名称変更がなされ、また内容も変更されることになりました。
この記事では、技術英検プロフェッショナル試験と旧工業英検1級試験ではどちらの方が難しいかを、独断と偏見で判断していく記事になります。
技術英検プロフェッショナル試験と旧工業英検1級の違い
まずは技術英検プロフェッショナル試験と旧工業英検1級の違いから見ていきます。
旧工業英検1級試験内容
設問1:英文和訳 (30点)→撤廃
設問2:修辞1(30点)→技術英検設問1へ
設問3:修辞2(30点)→技術英検設問5へ
設問4:和文英訳(30点)→技術英検設問2へ
設問5:和文英訳2[仕様書やマニュアル文書](30点)→技術英検設問5へ
設問6:テクニカルライティングの応用知識(20点)→技術英検設問4へ
設問7:英文リライト(45点)→技術英検設問5へ
技術英検プロフェッショナル試験内容
設問1:英語長文の英文要約(50点)
設問2:和文英訳(30点)
設問3:冗長和文の英文要約(40点)←旧工業英検2級設問5から
設問4:テクニカルライティングの考え方(40点)
設問5:冗長英文のリライト(40点)
上記が技術英検プロフェッショナル試験と旧工業英検1級試験の主な違いになります。
ざっくり言うと
技術英検プロフェッショナル試験は、旧工業英検1級試験から和訳問題を無くし、旧工業英検2級の冗長和文英文要約問題を足した内容
になります。
技術英検プロフェッショナル試験と旧工業英検1級はどちらか難しいか?
結論から言うと、
技術英検プロフェッショナル試験は旧工業英検1級試験よりも難しい
と個人的には思います。
技術英検プロフェッショナルと旧工業英検との比較
設問1:英語長文の英文要約(50点)⇨超難化
設問2:和文英訳(30点)⇨同じレベル
設問3:冗長和文の英文要約(40点)⇨易化
設問4:テクニカルライティングの考え方(40点)⇨難化
設問5:冗長英文のリライト(40点)⇨難化
各設問毎に見ていくと、
設問1は旧工業英検1級に比べると、超難化しています。旧工業英検1級の要約問題では、200語前後の英文を65語に要約する問題でしたが、技術英検プロフェッショナル試験では800語前後の英文を120語前後に要約する問題に変更され、大幅にボリュームが増えています。
設問2については、旧工業英検1級と同じような内容。
設問3については、旧工業英検2級設問5と同じような内容で、易化傾向と言えるでしょう。
設問4,5については、試験内容は大きくは変わらないのですが、解答方法に若干相違があります。旧工業英検1級試験では、設問4,5の内、考え方を問われる問題については、日本語での解答を可としていたのですが、技術英検プロフェッショナル試験では英語のみの縛りになり、難化していると言えるでしょう。
全体を通して見ると、技術英検プロフェッショナル試験は旧工業英検1級試験よりも難しくなっていると言えるでしょう。
また、極め付けは、合格基準点になります。
旧工業英検1級試験の合格基準点は正答率70%(200点満点中の140点)だったのに対して、技術英検プロフェッショナル試験の合格基準点は正答率75%(200点満点中の150点)に引き上げられています。
内容も難しくなりかつ合格基準点も高くなったので、旧工業英検1級試験合格よりも技術英検プロフェッショナル試験に合格する方がはるかに難しくなったと言えます。
以上になります。
また技術英検のその他の情報について、以下の記事にもまとめていますので参考にしてみてください。
技術英検プロフェッショナル試験で正答率75%を超えるための戦略
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