工業英検3級 設問7英作文(整序)問題の解き方①

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この記事では、工業英検3級の設問7英作文(整序)問題をどうやって解いていけばいいのかを、過去問の類似問題を実際に解きながら文法や構文把握などを解説していくものになります。

工業英検3級の勉強法については、工業英検3級合格を確実にする戦略と勉強法にまとめています。

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工業英検3級過去問類似問題(設問7英作文問題)

次の(a)から(f)について、各和文の意味を表すように1から7を並べ替えて英文を作り、3番目と5番目にくる語の番号を解答欄に記入しなさい。

問題問題.はんだごてを使う時は、火傷を防止するため、手袋を着用してください。

Wear gloves to(1.soldering  2.prevent  3.use  4.a  5.burns  6.you  7.when)iron.

解き方)

「手袋を着用してください」の部分が、文頭にきて”Wear gloves”、そして”to”がきています。このtoは、to不定詞だと問題文の「火傷を防止するための「ため」から判断できます。

point toは「不定詞」と「前置詞」の2つのパターンがあり、「〜すること」か「〜するために、〜するための」と訳せればto不定詞。もしこのように訳せなければ前置詞と考える。

→前置詞の例としては、I went to Tokyo next month. 何か向かう先を表す時に使います。

point

to不定詞の場合、toの後は必ず動詞の原型がきます。

Wear gloves to(1.soldering  2.prevent  3.use  4.a  5.burns  6.you  7.when)iron.

ということで、このtoは「火傷を防止するためからto不定詞ということが分かりました。またto不定詞の後は動詞の原型がくるので、選択肢の中で動詞の原型なのはprevent(防止する)だけしかないので、1番目にくるのは2.preventになります。

Wear gloves to prevent(1.soldering  3.use  4.a  5.burns  6.you  7.when)iron.

prevent(防止する)の次にくるのは、preventの目的語(防止するもの)。問題文の火傷を防止するための「火傷」が防止するものと分かるので、5.burns。

Wear gloves to prevent burns(1.soldering  3.use  4.a   6.you  7.when)iron.

これで、問題文の「はんだごてを使う時は火傷を防止するため、手袋を着用してください。はんだごてを使うときは」以外は埋まりました。

「はんだごてを使う時は」

残りの選択肢は(1.soldering  3.use  4.a   6.you  7.when)になります。「時は」に対応するのは、whenでこれが次にくるのは簡単に分かります。そして、「〜の時は」のwhenは接続詞なので、when のあとS(主語)とV(動詞)があると判断できます。

point 接続詞のあとは、S(主語) とV(動詞)がくる

選択肢の中で主語になりそうなのはyou、動詞になりそうなのはuseになります。 ここまでくればもう答えは分かるでしょう。

「はんだごてを使う時は」

→when you use a soldering(iron)

答え)

3番目:7(when)       5番目:3(use)

Wear gloves to (2.prevent 5.burns 7.when 6.you 3.use 4.a 1.soldering) iron.

 

問題

電池に接続しているのに、その電球は点灯しない。

In spite(1.being connected  2.an  3.fails  4.electrical cell,  5.of  6.the bulb  7.to)to light.

解き方)

先ず選択肢をよくみると、4.electrical cell,にカンマが付いていることが分かります。これは重要なヒントになります。electrical cellで一旦文が切れて、また次の文が始まるんだなとここから分かります。

point 選択肢にカンマが付いていることがあり、これがヒントになる

in spiteをみた瞬間、次にくるのはofだと瞬時に分かります。これは知っているかどうかの問題。in spite ofはもうセットで覚えましょう。またin spite ofは「〜にも関わらず」という意味ですが、他にもdespite,although,thoughなども「〜にも関わらず」という意味で使われます。品詞の違いで、その後にくる形が違うので、これは覚えておく必要があります。

「〜にも関わらず」 in spite of(群前置詞)→in spite of +名詞

despite(前置詞)→despite +名詞

although(接続詞)→although +S +V

though(接続詞)→though+S+V

→通常前置詞は単語一つだけど、二つ以上の単語を組み合わせて前置詞の役割をするのが群前置詞

In spite of (1.being connected  2.an  3.fails  4.electrical cell,  6.the bulb  7.to)to light.

前述の通りin spite ofの後は名詞がきます。選択肢を見るといくつか名詞があるので、次に日本語訳を見ます。

電池に接続しているのに、その電球は点灯しない。

「電池に接続している」に対応するものが次にきそうなのが分かります。答えから言うとこれは、

In spite of  1.being connected   7.to   2.an  4.electrical cell, (3.fails   6.the bulb )to light.

になります。「接続している」からbeing connectedがくるのは何となく分かります。次にくるのは、前述しました前置詞のtoになります。これは感覚的にconnectときたらtoがくると思って、解答してもいいと思います。次にくるのは、電池に対応するan electrical cellだと分かります。

その電球は点灯しない。

残りは、この日本語訳に対応する英文を作っていくことになり、簡単です。

the bulb fails to light.

fail toもセットで覚えましょう。fail to 動詞で「〜するのに失敗する、し損なう」の意味になります。

答え)

3番目:7(to)       5番目:4(electrical cell,)

In spite  5.of  1.being connected   7.to   2.an  4.electrical cell,  6.the bulb   3.fails   to light.

 

問題

その医者は、喫煙は呼吸器疾患の最も大きな要因だと認めている。

The doctor admits that smoking(1.in  2.factor  3.the most  4.significant  5.diseases  6.respiratory  7.is).

解き方)

その医者は、喫煙は呼吸器疾患の最も大きな要因だと認めている。The doctor(その医者は)admits(認めている)that〜. that 以下は、「喫煙は呼吸器疾患の最も大きな要因だ」の内容がくることが分かります。

「喫煙は呼吸器疾患の最も大きな要因だ」は「喫煙=呼吸器疾患の最も大きな要因」ということ。

「喫煙 is   呼吸器疾患の最も大きな要因」だと予想して、選択肢をみるとisがあるので、これを選択。

The doctor admits that smoking 7.is(1.in  2.factor  3.the most  4.significant  5.diseases  6.respiratory ).

「呼吸器疾患の最も大きな要因」は、「最も大きな要因of 呼吸器疾患」なのではないかと勝手に予想します。(AのBの形はB of Aととりあえず考える癖があります笑)選択肢をみてみると、ofはなくinがあるので、これを代わりに使うと「最も大きな要因in呼吸器疾患」と予想します。

先ずin呼吸器疾患から作ってみます。

The doctor admits that smoking 7.is(1.in  2.factor  3.the most  4.significant  5.diseases  6.respiratory ).

選択肢からin respiratory diseasesと分かります。次に「最も大きな要因」を作ってみます。「最も」は比較の最大級の形がくると予想でき、最大級の形はthe+〜stかthe+mostになります。

point 比較の最大級の形は、the+〜stかthe+most

「大きな要因」は、選択肢からsignificant factorだと分かります。

答え)

3番目:4(significant)       5番目:1(in)

The doctor admits that smoking 7.is  3.the most  4.significant   2.factor   1.in    6.respiratory    5.diseases.

 

問題

人は、思考があるという点でコンピュータと異なっている。

Humans(1.that  2. think  3.they  4.computers  5.differ  6.from  7.in).

解き方)

英文は先ず主語と動詞を作るところから始めます。この問題の場合、主語はもうすでに提示されているHumans(人)になります。動詞は問題文から「異なる」だと予想できます。

point 英文の基本は主語(S)と動詞(V)

選択肢から「異なる」はdifferだと分かります。そしてここで覚えておく必要があるのは、differはfromと一緒に使うことが多いということ。A differ from Bで「AはBと異なる」となります。

point A differ from Bで「AはBと異なる」になる

人は、思考があるという点でコンピュータと異なっている

Humans 5.differ  6.from 4.computers (1.that  2. think  3.they   7.in).

「人はコンピュータと異なる」まで英文を作れました。後は、「人はコンピュータと異なるのは何か」の部分。つまり思考があるという点でになります。選択肢をみるとinがあり、これを使って「〜という点で」を作ることができます。

〜という点で・in terms of〜

・in that

in that の場合、この後文を作ることができます。選択肢を見ると、thatがあるので、

in that S+V

なのではないかと予想します。選択肢からtheyとthinkがあるので、S+Vを作ることができます。

Humans 5.differ  6.from 4.computers 7.in   1.that   3.they   2.think .

「思考がある」は、この場合「人には思考がある」と読み替えられます。ということで、このtheyは「人」になります。日本語訳では省略されていた「人には」の部分を英文ではきちんと書いているということです。

答え)

3番目:4(computers)       5番目:1(that)

Humans 5.differ  6.from 4.computers 7.in   1.that   3.they   2.think .

 

以上となります。今後も工業英検3級の設問7英作文(整序)問題の解き方を順次出していきます。

コメント

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