航空大1次試験総合Ⅱ気象予想問題

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数年前、某自社養成パイロット試験、航空大試験にW合格。自社養成を選択し、数年の訓練を経て、現在エアラインの操縦士として勤務。

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この記事では、独自に作成した航空大1次試験総合Ⅱの気象問題に関する予想問題をご紹介する記事になります。

航空大1次試験 総合Ⅱ 気象予想問題

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航空大1次試験総合Ⅱ 気象問題の配点及び内容

まずは、航空大1次試験総合Ⅱで出題される気象問題の配点と内容から確認していきます。

1次試験総合Ⅱは、問題数が25問で、配点は各6点の150点満点の試験になります。出題分野としては、数学、物理、気象、政治経済・一般知識、航空知識などが出題されますが、出題数が多いのは数学と物理で、数学は10問、物理は9問程出題されます。

気象についてですが、毎年2問(12点)は出題されています。出題内容としては、台風、フェーン現象や温暖化などの環境問題が出題されています。

総合Ⅱの勉強は主に数学・物理になり、なかなか気象まで手が回らないと思いますが、気象で出題される箇所は限られているので、この対策集で気象分野を強化すれば高い確率で12点分は取れると思います。

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航空大1次試験総合Ⅱ気象 予想問題

以下の記事に航空大1次試験 総合Ⅱ 気象予想問題が書かれています。

航空大1次試験 総合Ⅱ 気象 予想問題

〜「航空大1次試験総合Ⅱ 気象問題対策集」の一部紹介〜

[2] 次の文章は霧に関する記述である。空白箇所(ア)〜(オ)に入る語句を答えなさい。

霧は、その成因によっていくつかに分類される。雲のない夜間、大気下層の風が弱いときに地面付近の空気が冷やされて生じる霧は(ア)と呼ばれる。空気が温度差のある接地面(地面や水面など)を流れた場合に発生する霧には2種類あり、冷たい接地面上を暖かい空気が流れて下から冷やされて生じるものを(イ)と呼ぶ。この霧の典型的な発生場所に夏の北海道近海がある。反対に暖かい水面上を冷たい空気が流れて発生するものを(ウ)と呼び、寒候期の極地方でよく発生する。霧にはこれ以外に、温暖前線などに伴って発生する(エ)や、山脈での上昇気流に伴って発生する(オ)などがある。

[解答]

(ア)放射霧  (イ)移流霧  (ウ)蒸気霧  (エ)前線霧  (オ)滑昇霧

<解説>

霧は大気中の水蒸気が地面付近の冷却などによって凝結し、小さな水滴となっているもので、視程が1km未満の場合をいいます。視程が1km以上の場合には「もや」と呼びます。航空機の運航において、霧の理解は非常に重要になってきます。

霧は、その生成の仕方によって性質が異なります。

❶放射霧

放射冷却により、地面付近の空気が冷えて空気中の水蒸気が水滴となり、空中に浮かんで霧となったもの。

❷移流霧

暖かくて湿った空気が、冷たい地表面や海面を吹き抜けて、下層から冷やされてできた霧です。春から夏にかけて、三陸沖から北海道東方沖の冷たい海域に暖かくて湿った空気が入り、移流霧である海霧が発生します。新千年空港や釧路空港などでは、5月から8月にかけて頻繁にこの海霧が発生し、航空機の運航に支障をきたすことがある。

❸滑昇霧

空気が山の斜面を這い上がってできた霧です。

❹蒸気霧

暖かい水面上に冷たい空気が来た時、水面から蒸気が発生して、その水蒸気が冷やされてできた霧です。冬の日本海で対馬暖流の上を冷たい季節風が吹く時にできる霧も蒸気霧です。

❺前線霧

温暖前線から降る暖かい雨が、前線の下にある寒気内でいったん蒸発して水蒸気となり、それが再び冷やされると、前線霧となる。

以上になります。

気象予報士資格も持っていますので、内容には自信がありますので、是非ご活用いただければと思います。

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コメント

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